三峰山(ミウネヤマ) de 初めての雪山登山(奈良)
2008年 01月 21日
☆2008年1月19日(土)
山仲間との恒例月イチ登山。1月は奈良県と三重県境にある三峰山(ミウネヤマ)へ。
(10月山会は’笠形山’へ)
(11月山会は’比良 八淵の滝’(過去記事)へ)
(12月山会は’加茂勢(かもせ)山~通称ポンンポン山’(過去記事)へ)
家を朝7:00に出発。近鉄上本町駅8:15発-榛原(ハイバラ)駅9:05着。榛原駅9:15発の臨時バス『霧氷号』にて、登山口の御杖青少年旅行村へgo!
御杖青少年旅行村到着。雪が積もっている様子がまったく無いため、アイゼンはまだつけずスパッツのみ装着して出発。
こちらが登山口から三峰山頂上までのルート。
私たちは、往路『不動滝ルート』・復路『登尾ルート』を利用。
(三峰山(みうねやま)HPはコチラ!)
御杖青少年旅行村を出て30分ほど舗装された道を歩くと登山道入口が見えてきた。
さぁっ行くぞっ!
少し歩くと不動滝が見えてきた。
不動滝の手前に5m程の鉄の橋アリ。表面は厚い氷がカチンコチンに固まってる。うわっ、めちゃすべりそう・・・・手すりを両手でぐっと握り締めて一歩一歩慎重に歩く。なんとか渡りきれてホッとひと安心。
橋の下には太いつららが何本も。つららを見たのなんて何年振りだろう。
こちらが不動滝。水は勢いよく流れていたが、ふちの方はところどころ凍っていた。
さらに歩いていくと。
溶けずに残っている雪が少しずつ目に留まるようになってきた。
ふわっと積もった白い雪。
積もった雪を見るのなんてひさしぶりだからうれしいな。
さらに歩いて山小屋に到着。風が強くて寒い場合はこの山小屋で昼食をとる予定をしていたが、今日は風もあまりなく暖かいので頂上まで行ってから屋外で昼食を取ることに。
「寒さに耐えられるかな」とカナリ不安な気持ちを抱えながらのぞんだ今日の雪山。とても天気のよい一日だったこともあり、この時点で驚くことにけっこう汗だく。山小屋の陰でアンダーシャツを着替える。汗が一番体を冷やすからね。着替え持ってきててよかった。
この先は雪が増えてくるので、ということでここでアイゼンを装備。他の登山者のみんなも殆ど全員ここでアイゼンを装備していた。
山小屋以降の道のり、急に雪量が増えた。
『ぎしっぎしっ』雪を踏みしめながら歩く。こんなに積もった雪を見るのは何年振りだろう。触ってみるとさらっさらで雪玉がつくりにくいタイプの雪。アイゼンすごい。まったく滑らないで歩ける。
雪をざくざく踏みしめ、少し急な登りを歩くこと数十分。山頂に到着。
1000m級の山々が一望できる大パノラマ。どの山にも雪がなくって残念だけど快晴ですばらしい見晴らし。
そして山頂北側には念願の霧氷(ムヒョウ)。
霧氷とは。氷点下の雲や霧が樹木の表面に凍結してできる現象のこと。まさに自然が生み出す氷の華と言われている霧氷。
確かに、まるで咲きほこる桜を眺めているかのような錯覚に陥りそうな光景だ。
霧氷について、山仲間Yさんに教えてもらったこと。
風はこんな感じで黄色の矢印の方向からふいてきて、その風に含まれた水分が木にくっついて霧氷ができる。なんとなくイメージ的にはこの矢印と反対の向きから風がふいてくるイメージを持っていたので意外な感じだった。
霧氷の下でたくさんの登山者がお昼ごはんを食べていた。その様子はまるで、春、桜の木の下でお花見をしているよう。
私たちは頂上から少しおりた八丁平でお昼を食べることに。
八丁平、積雪量の多い年だと一面の真っ白の雪・雪・雪だそうだけど今年は残念ながら、そこまでの雪は積もっていなかった。
食べた後は、一気に下山。
15:40発の霧氷号に乗り、榛原駅帰着。
その後、榛原駅からタクシーで1メータのところにあるみはる温泉でぽかぽかにあたたまり、再び榛原駅に戻って、駅近くの居酒屋さん『一松』でお疲れさま会。
めいっぱい楽しんだ1日でした。
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●おまけ1
登山口の御杖青少年旅行村にあった長い長い滑り台。
わ(☆゜o゜)
すごい楽しそう。滑りたいっっ!と思ったのだけど冬季は入れなくなってました。残念・・
●おまけ2
Yさんに貸して頂いて、はじめて装着したアイゼン。トレッキングシューズにこのアイゼンをつけてざっくざっく歩くと、ほんとに、ちっとも滑らない。ただ雪の少ないところでは木の根っこなどに引っ掛ってしまい転ぶことなどもあるので注意が必要とのこと。気をつけなくっちゃ。
by kanaria0509
| 2008-01-21 20:02