高野山~金剛峰寺・壇上伽藍(ダンジョウガラン) (和歌山県)
2007年 11月 03日
<インデックス>
1.奥の院(過去記事)
2.高野山名物’焼き餅’(過去記事)
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4.宿坊'普賢院'
5.精進料理-宿坊'普賢院'の夕食&朝食
奥の院を後にし焼き餅で腹ごしらえをしたら、お次は金剛峰寺・壇上伽藍(ダンジョウガラン)を目指して歩く。 てくてくてく(・・*)
**金剛峰寺**
高野山の本坊。山内の多くの寺院と全国の高野山真言宗諸寺の総本山である金剛峰寺。
今回、境内にははいらなかったけどたくさんの観光客が訪れていた。おそらくは高野山で最も知名度の高いお寺。
**壇上伽藍(ダンジョウガラン)**
○大塔
816年から887年頃まで、完成に大師・真然僧正の二代を費やして建立。
外壁は平成8年10月に塗り替えられた。そのためあまりに綺麗過ぎてなんていうかな・・・年月を経て存在する重みのようなものを感じなかったなぁ。
大きさと鮮やかさでの存在感は圧倒的。
観光案内所で年配の女性が「なんかこう、大きくて真っ赤なお寺、あれはどこあるんですか」って言ってるのが聞こえて「あぁ、大塔のことだなぁ」って思ってなんかその大きくて真っ赤って言う表現がおもしろかったワ(≧∇≦)
○西塔(サイトウ)
887年、光孝天皇の勅命により建立。
この風情、この趣き。
わたしはこの西塔に最も心惹かれた。歳月を経た木造建築の良さが出ていて、これぞ日本の建築美!ではないかと(建築のことを全然知らない素人の意見なのだけどねっ)
ちょっと話はそれるけど、大塔の手前にこじんまりとした木造の建物がポツンとある。塀も柵もなく思いっきり吹きさらしでほんとにポツンと。その建物は’不動堂’。これって『国宝』に指定されている建物なのです。なんか、この無造作感にちょっとびっくり(--!)
○三鈷の松(サンコノマツ)
壇上伽藍の敷地内、御影堂の前には松葉が『2本ではなく3本』という珍しい松の木がありこれを’三鈷の松’と呼ぶ。
~御影堂の前にある三鈷の松の伝説~
「密教を広めるにふさわしい地があれば飛んでいけ」空海が唐の浜辺から投げた三鈷(サンコ:密教の法具のひとつ)が後に高野山の山深く、一本の松の木上に燦然と輝いていたと言う。
この存在が高野山伽藍建立のきっかけとなったとされる『三鈷の松の伝説』。考えれば考えるほど不思議な話だなぁ。
○金堂
高野山の年中行事の大半がこの金堂で行われる。
そしてこの金堂には「胎蔵界曼荼羅」「金剛界曼荼羅」の両曼荼羅がある。
~『曼荼羅』とはいったいぜんたい何なのか、真言宗の教え・大日如来の存在、漠然とした知らなかったことが今回の高野山旅行で自分の中で咀嚼してやぁっと言語化されました。こちらについては、次回日記にて♪~
by kanaria0509
| 2007-11-03 12:11
| *旅*高野山